情報科学科
小坂哲夫研究室
音声情報処理工学
人間と機械のコミュニケーションのための音声情報処理技術の研究
音声による対話は、人と人がコミュニケーションする上で最も自然で使いやすい方法です。その音声を使ってロボットやコンピューターなどの機械とコミュニケーションするための技術の研究を行っています。人間の発話内容を認識する「音声認識」、コンピューターが人間の声を発声する「音声合成」などが研究の中心となります。これらの研究では従来からの確率モデルに加え、近年世界的に注目されているディープニューラルネットの技術も用いています。また当研究室で開発した音声補正技術は、水中トランシーバー「ロゴシーズ」に活用されています。今後も音声情報処理の可能性を探っていきたいと考えています。
在学生より
佐々木志貢
情報科学専攻2年
大学院の生活
雪の量やラーメン、神社、肉などで有名な米沢ですが、私にとってこの米沢での生活は掛け替えのない今後の糧になっています。私の基本的な平日のサイクルは、起床→研究→バイト→趣味→就寝という形でした。私の研究内容は、声質変換に関する検討で、日によっては、深夜まで研究ということもありますが、そんな「たまに徹夜をする生活」を含めてよい経験になったと思っています。
基本は生活が研究中心で回りますが、自分の時間が無くなるわけではありません。多くの学生は、冬はすぐ近くのスキー場でウインタースポーツをしたり、夏は河原でバーベキューをしたりと充実した私生活を送っています。私もお酒を楽しんだり、自分の趣味に打ち込んだりと健全な学生生活を送ることができています。
修論提出まで大変だと思いますが、毎日を最後まで楽しもうと考えています。
相澤佳孝
情報科学科4年
米沢での暮らし
パソコンやプログラムに対して小さいころからゲームなどを通じ興味を持っていたので自分は情報科学科に入りました。また、自分の趣味である音楽では、歌声や楽曲内においてもコードやメロディなどに法則性やパターンがあり、音声関係のパターン認識を専門としている小坂研究室には前から入りたいと考えていました。そこでは自分の関心のある音声合成に関する研究ができ、とても充実した毎日を送れています。
私生活については、夏は上杉神社の祭りを楽しみ、冬は蔵王山が近くにあるためウインタースポーツを楽しんでいます。また春の花見や秋の芋煮で欠かせない東光のお酒も格別に美味しく、どの季節も飽きません。また、サークル活動ではジャズを演奏し、仲間と共に音楽についての見識を深めています。